【サッカー用語】「インナーラップ」とは?(※正しくはアンダーラップ)【初心者向け フットボール戦術解説】
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「インナーラップ」とは
2023年現在、日本におけるサッカー用語で「インナーラップ」という言葉が定着しつつあります。
これはどういった動きなのか初心者にも分かるように解説します!
「オーバーラップ」と対称的な動き
主にサイドバックの選手が、サイドでボールをキープする味方の外側を抜けて上がっていく動きがいわゆる「オーバーラップ」になります。
これに対し「インナーラップ」は、味方を追い越して上がっていく点は同じですが、ボール保持者より内側を抜けていく場合にこのような表現をするようになりました。
戦術的な効果
相手ディフェンダーは、対峙しているボール保持者に対して外側をオーバーラップする選手は間接視野で動きを追いやすく、付いていきやすいです。
また、オーバーラップによって自陣深くに侵入された場合でも、外側に追いやった方がリスクは少なくなります。
対して、インナーラップを行った場合、背後に走り込まれる事になりマークの受け渡しがしにくく、より危ない内側に入られてしまいます。
普通にオーバーラップされるより守備陣に混乱が生じ、チャンスにつながりやすく、守りにくくなります。
呼び方について
正しくは「アンダーラップ」
最近流行り出した言葉なので、海外サッカーを昔からよく見る人の中には「"アンダー" ラップ」ではなく「"インナー" ラップ」なのか? という違和感を持っている方もいると思います。
海外では、オーバーラップの反対、つまり「インナーラップ」と呼ばれているものは本来「アンダーラップ」と呼称するようです。
つまり、インナーラップは和製英語にあたり、海外では通じない可能性があります。
尚、インナーラップという英語があるとしたらinner lapと2単語になり、
— Ben Mabley(ベン・メイブリー) (@BenMabley) March 28, 2023
人の座った状態での、太ももの内側やその両足の太ももの間、という意味になります(笑)
従来の「オーバーラップ」が、そもそも外側を抜けるのが一般的だったためわざわざ「アウターラップ」と呼ぶことはありませんでしたが、それに対して内側を抜ける事をあえて分かりやすいように「インナーラップ」と呼んでも日本語的には間違っていないような気もしますね。
「インナーラップ」という単語が広まった原因として、KONAMIのサッカーゲーム「eFootball(旧ウイイレ)」内で使用されているのも一因かもしれません。
このサイトを見に来てくださったみなさんには、是非「アンダーラップ」と正しい名称で呼んで「おっ!通だな」と思われて頂きたいところです。(笑)
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